コロナウイルスの影響で、全国の小中高が臨時休業になるかもしれないとのこと、仕事や休みの調整をする方たちは大変ですよね。
今日の首相の発言で気になったことがあります。それは、「有給休暇を取りやすい対応をお願いする」、「パート従業員への経済的支援を」です。
確かにパートの場合、働いた分しか給料はもらえませんし、有給休暇を使えば働かなくても給料はもらえます。だから、働いた分しか給料がもらえない人への支援は必要だと思います。
でも、今回の臨時休校で仕事を休まなくてはいけない人の多くは、小さな子を持つ親です。小さな子はしょっちゅう急に熱を出したり、感染症にかかったりします。
たとえばインフルエンザにかかった場合、登校許可が出るまでの間は、学校や幼稚園、保育園を休ませなくてはなりません。もちろん親も一緒に仕事は休み。有給休暇はあっという間に消化されていきます。
有給休暇がある人は、子どもの急病や、幼稚園や学校などのイベントのために有給休暇を使わざるをえないので、たとえ有給休暇があっても、限りある有給休暇の日数はいつもかつかつです。
たとえ今回の休校を有給休暇で消化できたとしても、通常の生活に戻った後、子どもの急病などで休む場合、有給休暇が足りなくなれば無給で休むことになります。
だから、パート従業員への経済的支援だけでなく、有給休暇を使える人への支援も必要ではないかと思います。
親の調整ももちろんですが、子どもの授業の遅れはどうするのか?ここも親としてはとても心配です。年間の授業は、何かあった場合のために余裕を持たせて進めているということですが、私の子どものクラスはまだ年間で終わらせるべき授業は終了していません。むしろ、休校にならなくても間に合わないのではないか?という状況です。周りの話を聞いても、遅れている学校はたくさんあります。
今の状況を見ている限り各地域に委ねられることとなり、まだ何も決まっていないとは思いますが、各学校どころか、各クラスごとに進捗状況が違うものをどのように対応するのか、そもそも予備時間をどのような位置づけとして考えているのかも含めて、今後しっかりと示してもらえたらと思います。