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KMSHI’s blog

子育て、生活、健康について感じることを書いています、

『ケーキの切れない非行少年たち』に支援は?

 

『ケーキの切れない非行少年たち』、発売とともに話題になっていました。

『ケーキの切れない非行少年たち』⇒『ケーキを3等分にする方法がわからない』ということなのですが、「え?どうして?」となりますよね。

 

これは「認知機能」の問題だそうです。

「認知機能」に問題があるため、普通だったら簡単にできるようなことができない、認知のゆがみにより、ケーキを均等に切ることに限らず、歪んだ形でものごとを「認識」していることが原因で、学校の勉強についていけなくなり、ゆくゆくは社会からはじき出されてしまう。

その先に、非行やあおり運転、いじめなど社会問題の原因になっていることもあるということ。

 

この「認知機能」に問題がある場合の多くが、「境界知能」ということです。そもそも、「境界知能」という言葉自体を、素人の私は知りませんでした。

 

 

「境界知能」とは、IQ(知能指数)が70以上85未満のことを指しているそうです。

※IQが70未満の人が知的障害とされます。

 

この「境界知能」の人は知的障害ではないので、支援の必要はない。でもIQが100以上ないと通常の社会生活を営むには難しい。

そしてこの「境界知能」の人は人口の10数%程度いる。ということです。10数%て・・・、かなりの数です。30人程度のクラスに3人以上???

 

 これってどうなのでしょう。

非行少年だけの話ではなく、この「境界知能」の人は、社会では生きづらく、でもなんの支援もなく、そんな中で社会から取り残された人は「認知機能の歪み」のせいで犯罪を犯す可能性がある。

そして、万が一犯罪を犯してしまった「境界知能」の人は反省すらしない(できない)状況であるということ。

 

私の受け止め方が極端なのかもしれませんが、もしそうなら、「非行」「あおり運転」「虐待」「いじめ」「引きこもり」など、原因のすべてが「境界知能」の人とは限らない大前提ですが、そこに原因の可能性があるのであれば、1つ1つの出来事を別々に対処する以前に、「境界知能」の人の、もっと徹底した支援が必要なのではないかと感じます。

 

筆者の方は、「認知機能」に対するトレーニングを考案され活動されています。できることから率先して始められていること、なかなかできることではありません。

 

14%も存在する「境界知能」、小学校2年生くらいから授業についていけなくなる子が多いそうです。いじめにあったり、親からの虐待や非行、社会に適合できないのに回りが気づけず、もしくは気づいていてもどう接すれば良いかわからない。

親の立場からすると、自分の子がそうだった場合、どうすれば良いのか想像もできません。

 

私の友人で、知的障害の子を持つ人がいます。その友人の子は小学校低学年で知的障害という診断が出ました。

その友人は、知的障害とわかって「ほっとした。」と言いました。ずっと長い間悩んできて、どう接してもうまくいかず、育て方が悪かったのではないかと考え続け、ものすごく苦しかったんだと思います。だからこその本当に深い「ほっとした。」なんだと感じました。

 

これが、「境界知能」で支援が受けれない状況だった場合、親の苦悩は計り知れません。 

もっと「境界知能」がどういうものなのかを世間に広めて欲しい。そして「境界知能だった場合の支援環境を整えて欲しい。そう思います。

 

 

 

 

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