子どもの肥満は親の責任なのか?子どもが健康的に元気に育つことが、親にとっては何よりな事、子どもの肥満は程度を超えてしまうと、やはり健康とは言えないのではないかと思います。
子どもの肥満の原因は様々です。
子どもの肥満の原因
祖父母の原因
我が家の場合も、現在は子ども2人平均的な身長体重ですが、上の子が小さい時は若干太り気味でした。原因は、本人が食べることが大好きだったことと、週に2、3度子どもを連れ出す義父母です。行くと、「美味しそうに食べてる姿を見るのが嬉しくて」と、時間の区切りもなく、一日中おやつを与え、家に送られ帰ってきた後は、おやつで満腹、ご飯も食べられないことがしょっちゅうでした。
自分の親であればいくらでも注意できるのですが、義父母となるとなかなかそうもいきません。そもそも、自分の子どもを立派に育てあげた人に対して、子育て初心者の嫁が意見するのは、とても勇気のいることです。
時代とともに子育ての手法などが色々変わっていっても、否定されるのは嫌な事だと思います。最初の頃は、「ちょっと体重が平均よりもかなり多いので、おやつは控えめに・・・。」などと遠慮がち伝えたり、夫からきつめに言ったりもしましたが、「動くようになれば痩せるから。」「食べたがっているのにあげないのは可哀そう。」「子どもはぽっちゃりしてる方が可愛い」などと返され、全く改善されることはありませんでした。
結局3歳近くになってもぽっちゃりのまま、「このままではいけない!」とともに、やはりこれは「親の責任」だとも思いました。
そこからは、子どもの肥満について徹底的に調べたうえで、義父母には、もっと痩せなくてはいけないこと、太ったままだと健康に悪いのはもちろんのこと虐められる可能性だってあること、だから、おやつは時間を決めて、たとえ欲しがっても適量を守る、ねだられないようにおやつは見えない場所に保管するなど、細かな事まで徹底的に説明しました。
孫が可愛くて仕方のない祖父母にとって、嫁にそこまで意見されるのは良い気分ではないだろうことは百も承知です。
私が逆の立場だったら腹が立つだろうとも思いましたし、私だって言わなくても良いなら言いたくはない。でも、どこかで言わないと!という思いでした。
子どもの肥満を祖父母の責任になんてできませんから。
幸い、理解ある義父母だったので、それ以来気をつけてくれるようになり、子どもの体重も徐々に改善し、今では平均的な体重を保っています。
祖父母と一緒に暮らしている子が、肥満になりがちという話はよく聞きます。
子育ての先輩、人生の先輩を相手に意見をするのはとても勇気のいることではありますが、子どものため、後で後悔しても遅いので、やはりそこは親がきっちりと線引きをしなくてはいけないのではないかと思います。
食べることが大好き
食べることが好きか嫌いかは、子どもの個性によるところが大きいのかな?と思います。我が家の場合、上の子は食べるのが大好きですが、下の子は食べることよりも遊びを優先しがち、同じ環境で育っていてもそれぞれ違います。
これはもしかすると、離乳食をスムーズに食べてくれるかどうかでも傾向がわかるかもしれません。
我が家の食べるの大好きな上の子の対処法はこれです。
・食事の時間、おやつの時間以外の間食はなし
・食事はワンプレートで(大皿では出さない)
・おやつは果物やゼリー中心
・基本の飲み物はお茶
食事をワンプレートなど、1人1人分けて出すと、食べる量が調整できます。おかわりは、ご飯ではなく野菜にするようにしました。
子どもが太り気味だった時に、和食中心、野菜をたくさん摂れるメニューを心がけていたので、子どもは今では野菜大好きになりました。
小さいうちから、健康的なメニュー中心にしておくことで、子どもも自然に受け入れていくのかもしれません。
おやつばかり食べている
我が家の場合は、小さい時の教訓があるので、おやつのだらだら食いはさせてきませんでしたが、周りの太り気味の子を見ていると、食事よりもおやつを好み、おやつをだらだら食べて食事の時にはお腹がすいていない、飲み物はいつもジュースだったりする子が多いように思います。
おやつの量と、時間を決めること、水やお茶と同じようにジュースを飲ませない。だけでも、かなり改善されるのではないでしょうか。
まとめ
子どもの個性によっても異なるので、子どもの肥満は親が絶対に悪い!とは思いませんが、でもやはり、できる限り対処していくことは大切なことだと思います。
とくに、小さいうちに規則正しい食べ方を習慣化していくことで、防げることも多々あります。
子どもの肥満の責任が親にあるのかどうかを考えることよりも、子どもにとって良い事なのか悪い事なのか、それは親としてどう対処できるのか?を考えていくことの方が前向きなことなのかもしれません。