「自分で判断していかないと成長しない」、ネットで見かけたこの言葉を見て、すごく考えさせられました。
自分の中で判断をするということは、判断する前に「考える」ことが必要です。
でも、ただ考えるだけでは物事を進めることはできません。
考えて、どう行動するかを判断しないと先には進みません。
人は普段の生活の中で色々なことを考えながら生活しています。たとえ小さい子どもでも、ただ毎日遊んでいるだけではなく、「何して遊ぼう?」「何をして遊べば楽しいだろう?」などと色々考えています。
そんな中で、たとえば食べ物の好き嫌い、ある子は嫌いな物から先に食べ、ある子は好きな物から先に食べる。これは自分で考えて、何から食べるのが自分にとって良いかを判断しています。
「考える」ことは、きっと誰もが当たり前にしています。
「判断」することも、多かれ少なかれ誰もがやっていることです。
「判断する」習慣
でも、この「判断」をするしないは、人によって大きく差があるように思います。
子どもが今日着る服を悩んでいて決められず親に相談をし、親が「これがいいんじゃない?」と判断し、子どもはそれに従う。
この場合、子どもは何を着ようか考えはしたものの、何を着るかを判断したのは親です。
このような事が日常生活の中で当たり前になっていると、自分で判断しないことが当たり前になっていきます。
大人になり、社会人になっても時々いますよね、指示待ちの人。指示されたことはできるけど、指示されたこと以上のことはやらない(できない)。
一方で、子どもが着る服を悩んでいる時に、今日の天気や予定を考えて、どんな服装が良いと思うかなど、助言をしながら再度考え、自分で決めさせる。
これは、最終的に自分で「判断」したということになります。
勉強も然りです。最近では、子どもが小さいうちの勉強や宿題は、親も一緒に関わっていくというのが、当たり前になっています。
でもそれは、親が一緒に勉強して答えを教えてあげるのは得策ではありません。あくまでも、子どもが理解できない物に対して助言をして、理解できるように導くのが親の役目ではないかと思います。
子どもが理解して答えを導き出す、考えて判断していくことで自信につながっていきます。自信がつくことで、さらに次も頑張ろう!という気力に繋がり、続けることで習慣化していきます。
「判断」は大事
そしてこれは大人も同じです。
仕事をしていると、指示されたことだけをやっていれば良いという考えもありますが、指示されたことや目標以上の結果が出た方が、給料に影響があるかもしれませんし、やりがいにも繋がります。
目標を達成させたり、目標以上を目指したりするためには、想像力なども含めて「判断力」が必要になります。
新しいことを考えたり、今までやってこなかった手段を考えることは簡単ですし、実行に移さないのであれば、それ以上のことを考える必要はありません。
でも実行に移すと判断した場合には、行動に移した場合のリスクについても考える必要があります。。
リスクがあれば、リスクをどう回避するかについても考え、考えうるリスク回避の方法が解決すれば行動に移すという判断ができます。
このように、判断して行動に移すためには、ただ考えること以上に考える必要が出てきます。
普段の生活でも同じです。
不要だと判断した習慣になっている家事を思い切ってやめてみて、結果やらなくても問題なかった、そしてその分時間の余裕ができて他の事をする時間ができることもまた、判断してできることです。
今の仕事に不満はある、やりたい仕事が他にある、だから転職という道を選ぶ、これもものすごい判断です。
人はそれぞれ色々なことを考えながら生きていますが、考えて、想像して、こうなりたい、あーなりたいと思うことはあっても、それを叶えるために、実行に移す「判断」をするには、大人になればなるほど経験からの恐怖心も出て、勇気がでない場合もあります。
でも、判断し、それにより前に進めると、自信がついてさらに前に進もうという気力が沸いてきます。ただ毎日を当たり前に過ごしているよりも、新しいことを判断して進めていく方が、より成長できるんだと思います。
まとめ
判断力のある人とない人は、大人になるほどきっちり分かれていくように思います。
特に仕事をしていると、管理職なのに判断できない人は悪目立ちしますし、言われたことしかできない後輩はやりづらかったりもします。
判断するということは、脳みその成長にも繋がるそうです。
大人になってからいきなり変わることは難しそうなので、できることなら子どものうちから身につけさせたいことでもありますね。
頭の中では色々考えているのに、全く行動を起こせないなんて時間がもったいないですよね。
日々の生活の中で色々考えていることを、考えるだけではなく、時には行動に移す。行動に移すという判断をする。ということを頭の片隅に置いておくことで、脳みその活性化とともに、自分自身を成長させることにもつながるのかもしれません。