コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、北海道の全小中学校が臨時休校することになりました。
北海道の、札幌を除く地域では2/27(木)から、札幌は保護者の準備期間を確保するため、2/28(金)から臨時休校に入ります。これに合わせて地域にもよりますが、幼稚園などの休園も決まってきています。保育園は、現段階では発症者が出ない限り休園しない所が多いようです。
学校の先生も大変です。休校まで1日の猶予があった札幌では、26日の遅い時間に臨時休校期間が決定、それから通知文書や休校期間の宿題の準備などを整えたのでしょう。今日子どもが大量の文書と宿題を持ち帰ってきました。
授業が遅れる心配はありますが、人が集まる場所で感染が広がる恐れがある(既に広がってる?)のであれば、学校や幼稚園などは一番危険な場所です。タイミングとして早いのか遅いのかはわかりませんが、今回の臨時休校は、子どもを持つ親にとっては、少しだけ安心できる措置だと思っています。
休校期間は、不要不急の外出は控え自宅で静かに休養をとること、塾や習い事を含めて人の集まる場所に行くことを避けること、1日2回の検温と健康観察記録票の提出。といった内容の指示がありました。
でも、色々混乱も起きています。私の場合は専業主婦なので、休みに入った後に子連れでの外出を控えるために、ある程度の備蓄をすれば良いだけのことですが、共働き世帯や1人親世帯は大変です。
学校だけではなく、学童や児童クラブも閉鎖されるため、高学年になれば家で留守番することもできるかもしれませんが、低学年以下の子どもを持つ親は、急遽仕事や預け先の調整が必要です。
子どもを持つ親は、パート勤務の人もたくさんいて、有給休暇などもなく働かないとお金が入らない場合が多いのが現状です。
そんな中、国などが推奨しているのが時差出勤や在宅勤務です。
時差出勤はやり方次第で活用できるとは思いますが、在宅勤務はどうでしょうか。
私は前職で、週に1~2日、業務内容に合わせて在宅勤務をしていました。
勤務時間は子どものいない時間です。自宅に小さい子どもがいる状態で、長時間在宅勤務をするのは、 業務内容にもよるかもしれませんが、かなり厳しいと思います。
「小さな子どもに〇時から〇時までは手が離せないよ。」なんて到底通用しません。
そしてそもそも、子どもを抱えて働いている親の何割が在宅勤務ができる環境にあるのかというと、半分にも満たないのではないでしょうか。
在宅勤務制度がある企業では、言われなくても在宅勤務はやっているでしょうし、在宅勤務制度が確立されていない企業で、明日から在宅勤務です。なんてセキュリティーなどの観点からも考えられません。
じゃあどうすればと言えば難しいことではあるのでしょうが、やむを得ず休業する場合の給与保障などの整備の方が、現実的なのではないかと思います。
とはいえ、今は症状があってもなかなか検査が受けられない人もいるようなので、そちらの方を最優先にすべきなのも理解できます。
そして、もう1つが預け先です。子どもが熱を出した時に頼れるおじいちゃんおばあちゃん世代には、高齢者だったり持病があったりする人も少なくありません。
コロナウイルスが重症化してしまうのが、高齢者や高血圧などの持病がある人だとわかっている以上、祖父母に預けるという選択もできかね、預け先がないといったことも起きています。
これから、高校受験や卒園、卒業、入学など、色々なイベントがあります。
ここ1、2週間が感染拡大を防ぐために重要な期間とのことですので、個人個人の行動も大切になってくるのかもしれませんね。