子どものトイレトレーニング、しっかりできるようになるまで、なんの問題もなくスムーズにできるようになる子もいれば、小学校に上がってもおねしょをしてしまう子もいて、本当にそれぞれです。
そんな子育て中の方は誰もが経験するトイレトレーニングについて、経験を元にやり方のポイントや、子どもの心理ケアをまとめています。
トイレトレーニングのやり方
始めるタイミング
トレーニングは、1歳の後半くらいから始める事が多いですが、オムツにおしっこをする時に時間をあけてできるようになるのが目安です。
こまめにオムツをチェックして、おしっこの間隔ができてきてからが良いでしょう。
トイレトレーニング第1段階
始める際は、最初からパンツにするのではなくオムツのままで、トイレに行きたくなったら言うように教えていきます(その方が、失敗した際の手間もはぶけます)。オムツが習慣化しているので、最初はなかなか自分で気づけないこともあります。その場合は時間を決めてトイレに連れていくようにします。毎回トイレに行けば自然と身についていきます。
トイレトレーニング第2段階
トイレでおしっこができるようになったら、トレーニング用のパンツに替えて、昼間だけパンツで過ごしましょう。お昼寝もトレーニングパンツのままが理想ですが、無理そうであれば、焦らず状況を見ながらで良いと思います。
トレーニングパンツに慣れると本人の自信にもつながります。
トイレトレーニング第3段階
夜寝る時もパンツに変えるタイミングは、オムツの状態で朝までおしっこをしないでできているか、本人がそれを意識できているかを確認しながらトレーニングパンツに替えましょう。
最初はおねしょ覚悟で、漏らした時のために防水シートを敷いておきましょう。
1度でも成功すると、きっととても自信になると思います。
トイレトレーニングの心得
自尊心を傷つけない
子供にとってもトイレトレーニングはかなりのプレッシャーがあります。「また失敗したの?」など、軽く出ちゃう言葉にも気をつけて、絶対に自尊心を傷つけないことが何より1番大事です。
軽い気持ちで言ったことで、やる気をなくしちゃう子もいます。
急がない
遅かれ早かれ絶対にできるようになります。
急ぐ必要は全くありません。
周りの子と比べない
周りの子はできているのに自分ができないことを誰より1番気にしているのは、本人です。
「いつか絶対できるようになるから大丈夫。」と声をかけてあげましょう。
親が周りの子と比べて焦っている態度は、絶対に見せてはダメです。
失敗した時のフォローは徹底的に
もし失敗したときは、「大丈夫。みんな失敗するものだから、気にしないで次できたらいいね!」など、丁寧なフォローをしましょう。
次に成功した時はめいっぱい褒めてあげましょう。
遠出やトイレに行きづらい環境に行く時は、無理せずオムツにする
無理して失敗すれば、トレーニングが後退することもあるので、潔くオムツにしましょう。
オムツに戻したいと言い出したら無理せずトレーニングを休む
きっと本人は大人が思っている以上に、プレッシャーを感じているはずです。休むことも大事です。その時に、「じゃあ○○になったらまた始めよう!」など、再開する時期を子供が納得する形で決めましょう。
オネショをしたら、夜中に起こしてトイレに行かせる
基本的には、夜中にトイレに行かせるのは推奨されていませんが、オネショをした事で自信をなくす子もいます。
2、3日夜中にトイレに行くようにして、また朝まで。と、時間を置いてやっていった方がうちの場合はリセットされてうまくいきました。
まとめ
とにかく大事なのは、子供のやる気を尊重することです。
親の思い通りには絶対にいきません。
困ったら、子供の気持ちがどうなのか直接ゆっくり聞いてあげるのもいいと思います。
遊びに夢中になっている時はこまめに確認してあげることも大事ですね。
うちの子は、一時期頻尿になりました。
病院に行っても問題なく、結局1カ月くらいで治りましたが、きっとお漏らしすることにプレッシャーがあったんだと思います…。
トイレトレーニングがひと段落すると、子供にも大きな自信がつくと思います。
とにかく焦らず焦らず焦らず。ゆっくり頑張りましょう。