今シーズンの札幌、というか北海道は深刻な雪不足となっています。
深刻といっても、日常生活を送る分には嬉しくもあります。
例年だと、12月以降は毎日のように雪かきをしています。出かけるにもまずは車の雪下ろしから始まります。でも、今年は軽い雪かきを2、3回程度しただけです。
車を運転するにも、大きな通りはアスファルトが出ているのでとても運転しやすいです。ただ、住宅街など車の通りが少ない道路や歩道はツルツル路面です。雪が降って圧雪状態であれば冬靴を履いていればあまり滑りませんが、冬靴を履いていてもツルツル路面だと滑ります。ですので、むしろもう少し雪が降ってくれた方が歩きやすく感じます。
毎年、雪の季節になると憂鬱になるのですが、こうも降らないと色々なところに影響が出ているようです。
現時点でも、大体毎年11月後半から12月頭にはオープンするスキー場が未だ雪が少なくオープンできていない場所があちこちにあります。スキー場がオープンできないなんて死活問題です。
そして、例年はこの時期大忙しの排雪、除雪業者。今年はほとんど出動する必要もなく、商売が成り立たないのではないでしょうか。
個人的にとても心配なのが、北海道の雪の多い地域で実施されている小学校のスキー授業です。大体1月から3月までの体育の授業は、学校のグラウンドに山を作ってスキー授業をします(たまにスキー場に行きながら)。現段階で、グランドの雪を山にできるほどの雪は全くありません・・・。子どもがとても楽しみにしているイベントというのももちろんありますが、親のくだらない思いとしては、「まだスキーウェアもスキー靴も1年しか着ていないのに、もしスキー授業がなかったら来年にはもう着れない!」だったりもします。
ただ、雪がないだけで、毎年降らないで欲しいと思っている雪なのに、意外と影響があるのだなと実感しています。(かといって、これから一気にドカ雪が降るのも困りますが・・・。)
そして、今北海道のニュースでたびたび取り上げられているのは、なんといっても雪不足でさっぽろ雪まつりの開催は大丈夫?です。
2020年の開催日は、2/4(火)~2/11(火)までの予定です。
雪まつりのために必要な雪は、5トントラック約6,000台分だそうです。でも札幌市内には雪を調達できる場所がほとんどないのが現状です。ですので、今年は予算を上乗せして、雪の搬送開始を前倒しにし、札幌から2時間近くかかるニセコなどから雪を調達しているようです。
なんとか開催はできそうな気配なので、安心しました。
雪まつりには、雪を運ぶ会社、イベント会社、テレビ局、自衛隊、市民ボランティア、数えきれないほどの人たちが携わっています。関係者の方々にとってはとても深刻なことかと思います。
雪まつりに合わせて札幌に旅行に来る観光客も国内外問わずたくさんいると思います。
もしも中止になったりしたら、影響は計り知れません。
私自身、毎年雪まつりに行っているかどうかというと・・・、自分が小学生くらいまでと、自分の子どもが産まれてからは毎年行っています。
大人になってからは子どもが産まれるまでは、通りがかりに見えた。程度でわざわざ足を運んだことはありません。周りの友人などに誘われたこともありません。よっぽどの雪まつりファンじゃない限り、地元の人はそういう感じかもしれません。
つまり、子どもと観光客のためのイベントなのかもしれません。ですので、なお観光産業への影響が懸念されます。なんとか頑張って開催してもらいたいと願っています!